最重要情報
分離ネットワークで管理
例と扱い方
成績原本、指導要録原本、パスワード管理台帳、個人情報の一括データなど。
提案:完全分離ネットワークで管理 / Teams不可
便利さと安全性を両立するため、まず情報の扱い方を整理しました。
便利だから何でも共有するのでも、危険だから使わないのでもない。情報の種類ごとに「どこに置くか」「誰が見られるか」を判断することから、学校DXを始めました。
※ 校内運用の提案です。正式な規程ではありません。
柏市の基準の考え方を参考にした、2026年6月24日付の校内運用整理(案)の要約です。正式な市・学校の規程そのものではありません。
分離ネットワークで管理
成績原本、指導要録原本、パスワード管理台帳、個人情報の一括データなど。
提案:完全分離ネットワークで管理 / Teams不可
指定された安全な保管先
生徒指導・教育相談、健康情報、名簿、保護者連絡先、個人別のテスト結果など。
提案:校内の指定された安全な保管先 / Teamsには詳細を載せない
内容と権限を確認して共有
会議資料、部屋予約、学年日報、提出状況、係分担など。内容によって要配慮情報を含むことがあります。
提案:内容・権限を確認しTeamsやSharePointで共有
公開承認後に活用
学校だより、公開可能な行事予定、公開許可が確認された写真・お知らせなど。
提案:公開承認後、サイネージ・ホームページ等で活用
Teamsには必要な所在情報を共有する一方、理由・背景・健康・家庭事情などは投稿しない運用です。
「遅刻」「早退」「帰宅確認」などの所在情報
実際の運用では略号や暗号を使わず、日本語でそのまま記載しています。誰に共有するかは学校の設定・規程に従って判断します。
「早退(発熱)」「欠席(家庭の事情)」
健康・家庭・指導の理由や評価につながる情報は、Teamsへの一般投稿と切り分けて扱います。
連絡や必要最小限の情報を伝える場。要配慮情報の本体は、権限を管理した別の場所に保管します。「Teamsにすべて入れる」という意味ではありません。
GIGA-NASなど、学校が認めた保管場所を使います。正式版を一か所にし、閲覧権限・画面ロック・端末管理まで含めて考えます。
重要:ここに記載した区分と保存先は、当時の研修・運用提案をまとめたものです。導入先では必ず教育委員会・学校の最新規程で確認してください。生成AIに個人情報・内部URL・認証情報を貼り付けないでください。
誤投稿は起こり得る。だからこそ、投稿できる情報の範囲を整理し、使いやすさを損なわずに影響を小さくする。研修では正解・不正解の場面を比べ、職員が自分で判断できることを重視しました。
情報4分類を知識だけで終わらせず、Forms・共有フォルダ・端末の扱いを具体的に考えるための内容です。
具体的な可否は学校・教育委員会の現在の規程を優先してください。
情報の置き場所が人によって違うと、古い版の参照や権限の間違いが起こりやすくなります。「正式版を一か所にする」「分類ごとの指定フォルダを決める」「個人のデスクトップを正式な保管先にしない」が要点です。
最重要情報(Ⅰ)の保管場所は分離ネットワークを前提とし、要配慮情報(Ⅱ)の保管先と混同しないようにします。
日報・連絡・資料探し。毎日の小さな手間を仕組みで減らしました。
実際に何の仕事を減らしたのか、どんな仕組みにしたのか、効果の試算をまとめました。取り組みが始まった経緯は「改善の流れ」で紹介します。
情報の性質によって保存場所と共有範囲を分ける。便利さと安全性を両立させる。
日報の転記、資料探し、教職員間の連絡など、繰り返しの手間を減らす。
教員自身が困りごとを見つけ、生成AIやICTで試し、改善に参加できる環境をつくる。
「導入前に何が大変だったか」と「どんな仕組みにしたか」を対比。提供されたPower AutomateのフローやGAS・HTMLも確認した範囲で反映しています。
日付別のExcel日報などに転記する作業を、Office ScriptsとPower Automateで整理・自動化。
「日報自動化」のエクスポートにはファイル作成・変更、遅延、SharePoint上のスクリプト実行、Compose、ファイル更新が含まれます。Excel側のスクリプト内容と本番環境での動作は別途検証が必要です。
教務全体の日報から学年の日報へ、同じ内容を再転記する作業を減らす。
「学年日報自動反映」にはファイル変更を起点とするスクリプト実行、Compose、ファイル更新、遅延の処理があります。実運用の成否まではエクスポートだけでは断定しません。
学年ごとに毎朝手入力していた内容を、集約・転記・確認の工程に分けて見直す。
欠席理由などの要配慮情報は一般投稿や外部AIに入力しません。このケースの具体的な自動化フロー一式は今回の提出資料では検証していないため、導入例としては構成案を示します。
資料の所在を尋ねる、探し回る、相手が見つかるまで待つ、という小さな負担を減らす。
電話の取次ぎの後、別階まで移動し、職員の机に伝言メモを置くといった工程を見直す。
提出期限、部屋予約、お知らせ、休暇・出張、来客などを必要なときに見られるようにする。
登録用HTML、表示用HTML、GAS、スプレッドシートの対応を確認しました。ただし「サイネージ連携」というZIPは「日報自動化」と実質同じ定義だったため、そのZIPだけではサイネージ専用の連携を確認できません。
会議室A:15:00〜
会議室B:利用なし
本日の校内時程
本日の予定一覧
受付予定・注意事項
個人名・学校内部URL・QRコード・本番データは使っていません。
配布資料に記載した前提による、50人・年間190日などを想定した仮の計算です。実測値や確定的な削減実績ではありません。
転記等の工程と日報探索の時間
3学年×14分×190日
一般資料の探索と移動・伝言
50人×1日1回×5分×190日
8時間の人日で約223人日相当。ただし実働時間削減を保証する数字ではありません。
| 項目 | 紹介資料の算定条件 | 年間概算 |
|---|---|---|
| 日報 | 転記等の4項目 + 日報探索 45人×3分×190日 | 544時間40分 |
| 欠席連絡 | (15分-1分)×3学年×190日 | 133時間 |
| 一般資料探索 | 50人×週2回×3分×40週 | 200時間 |
| 事務室からの連絡 | 7分×1日5件×190日 | 110時間50分 |
| 相手探し | 50人×1日1回×5分×190日 | 791時間40分 |
| 合計(調整前) | 聞き取りと仮定に基づく暫定試算 | 1,780時間10分 |
情報の保管場所と連絡の入口が定まり、必要な資料を自分のタイミングで確認しやすくなる。
資料の所在確認、取次ぎ、呼びかけの回数を減らし、今取り組んでいる仕事を続けやすくする。
生成AIを活用した研修を通して、プログラミングの専門家でなくても困りごとを形にする体験を共有。
「Teamsに入れたので確認してください」という連絡が日常化するなど、自分で情報を確認する文化が広がったという実践上の観察があります。全職員への効果を測定したものではありません。
週1回程度の校務改善LDX会議を起点に、小さく試す改善と、学校全体で決める改善が生まれました。
LDX会議で出たアイディアを、影響の小さいものは「面白そうだから試してみよう」と実行。学校全体に影響するものは主任会・職員会議を通して進めました。具体的な月ごとの歩みは下の縦型カレンダーで確認できます。
週1回程度。「これ、改善できない?」から始まる。
日報の自動化やサイネージなど、多くの試みはこの雰囲気から始まりました。
情報の一元化と、情報セキュリティの4分類は、この流れを通して進めました。
💡 全ての改善を大きな会議にかけるのではなく、影響範囲に応じてスピードと合意形成を使い分ける。
OUR STORY / 2026
会議から生まれたアイディアが、どのように試作や全校的な取り組みへ発展したのか。
「情報が散らばっている」という困りごとから、連絡の入口をTeamsに寄せる構想を検討。学校全体に関わるため、主任会・職員会議を通す進め方を取りました。
「これ、面白そうだからやってみよう」という試行の一例。Excel日報の繰り返し作業に対し、Power AutomateとOffice Scriptsを試作・調整しました。
サイネージなどの試行と並行して、情報の4分類を整理。6月24日に校内運用案をまとめ、情報の一元化と同様、主任会・職員会議を通す進め方を取りました。
教材アプリを共有するサイトを試作。面白そうなものをまず作ってみる経験を、夏季の生成AI活用研修につなげました。
教職員が生成AIを使い、身近な困りごとを小さなアプリとして試作・確認する研修を実施しました。
生徒自身が学校の困りごとに向き合い、アプリを作って共有する企画を提案。こちらは実施済みではありません。
校務改善LDX会議はおおむね週1回。アイディアをすぐ試す改善と、影響範囲が大きいため主任会・職員会議を通す改善を使い分けていました。
「情報の一元化」と「情報セキュリティ4分類」は、実践担当者の説明に基づき、主任会・職員会議を通して進めた取り組みとして掲載しています。ただし、個々の案件が審議・承認された正確な日付や議事内容までは、このサイトの資料だけでは特定していません。
情報4分類の掲載内容は校内の運用整理案の要約であり、正式な法令・教育委員会規程そのものではありません。
タブを開くと、カードが左から順番に現れます。各段階で「何を確認するか」を一つに絞ります。
「探す」「転記する」「相手を探す」など、同じ手間が繰り返されている場面を選ぶ。
入力・判断・保存・通知を分け、情報分類・閲覧権限・利用できるツールを確認する。
目的と制約をAIに伝え、許可されたMicrosoft 365等で最小構成を設計する。
想定外の入力、二重更新、権限設定、エラー時の動きまで確認する。
職員の使い勝手を聞き、手順を残して引き継ぐ。必要なら改善を繰り返す。
最初は架空データ・少人数で試し、承認を得てから広げる。
権限、接続先、処理条件、ライセンスを実際の画面で確認する。
引き継げる設定一覧・操作手順・問い合わせ先を残しておく。
条件を選ぶだけ。Copilotに相談する文章を作れます。
相手校で使っているCopilotを前提に、AIへの依頼文をつくるページです。最初は「何を確認すればよいか」を聞くところから始めましょう。
必要になったものだけ開けるようにしています。GASやPower Automateを最初からすべて勉強する必要はありません。
学校で利用が認められているCopilotのチャット画面を使用し、上の依頼文を貼り付けます。Power Automateのフロー編集画面内に表示されるCopilotとは別の機能です。利用できる内容は学校のライセンスや管理設定によって変わります。
参考:今回確認した3種のエクスポートは「日報自動作成」(手動、スクリプト2本)、「日報自動化」(ファイル変更起動)、「学年日報自動反映」(別のファイル変更起動)で、互いに役割が違います。
学校独自のURL、コード内の認証情報、職員の実名や本番データを公開サイトやAIに渡さないでください。
実データの転記・処理をAIに直接依頼する前に、利用規程とデータの送信先を確認してください。
画面のどの操作をしたか、期待した結果と実際の結果、エラーの文章を伝えると調べやすくなります。スクリーンショットは氏名・メールアドレス・内部URL・認証情報を隠してから使います。